2012年4月5日

3度目の正直

4月1日、徳島ヴォルティス戦。

試合開始直前の事。いつものようにサポーターがオーバー・ザ・レインボウを歌う瞬間、ゴール裏に緊張が走りました。ゆっくりと掲げられる大旗に続いて、大きな赤と青のうねりがスタンド上段から降りてくる。エンブレムが現れ、INSIEMEの文字が躍る。

アウェイ戦で、初めてビッグフラッグが展開された瞬間です。

岡山から一番近いアウェイで動員が見込めるという事、また、スタンドの構造上展開が可能である事などから、徳島には2010年からビッグフラッグを持ちこんでいました。その想いはただ一つ。「アウェイの地でビッグフラッグを!」

ビッグフラッグは2009年、ファジアーノを支援して下さる方々やサポーター有志のカンパで作成されました。管理はGATE10で行い、その運用を一任されています。毎回のホームゲームで広げられるこの巨大なフラッグは、数十人のメンバーで運搬を行い、展開し、撤収しています。メンバー以外のサポーターに協力をお願いすることもあり、チームワークが必要とされる大変な作業ですが、「自分たちには毎回の事でも、今日初めて試合を見に来るという人が必ずいる。そういう人たちの為に、ビッグフラッグはいつも展開したい」という考えから今日まで展開されてきました。そして、いつしかそれをアウェイでやりたい。そうすれば皆の心がより一つになれる、と。

2010年、ビッグフラッグは初めて瀬戸内海を渡りました。しかし、鳴門海峡から吹く強風に屈し止む無く展開を断念。リベンジに燃えた2011年は悪天候が予想されましたが、それでも現地まで運搬し、判断を待ちました。しかし、大雨の為にまたもや涙を飲みました。

3度目の正直で迎えた2012年。コールリーダーとビッグフラッグ隊長には「何があっても展開する」という固い決意がありました。しかし、相変わらずの強風に煽られ、展開の是非を決断する判断はギリギリまで待たれました。

「今年も多くのサポーターが協力してくれている。やるなら今しかない」

そして、ついにその時が訪れました。試合展開も攻撃がサポーターに向かう形になった後半、怒涛の攻めを見せ逆転勝利。サポーターの力が勝ちにつながった試合と言っていいと思います。

今回のビッグフラッグ展開には、メンバーのみならず多くのサポーターの皆さんの協力がありました。本当にありがとうございました。

J’s Goalのファジアーノ担当記者、尾原さんにも「J2日記」にて紹介していただきました。

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